# 音楽家の隣に買う仮想土地、下限価格換算で大幅下落

- 媒体: Andown（行灯）— そこにある光
- URL: https://andown.space/about-those-web3-metaverse-land-plots-that-were-so-hot-in-2022/
- 公開日: 2026.03.31 / 更新 2026.10.18
- 著者: Andown
- 時間軸: シーンと言説の潮流（1〜3年）
- テーマ: 音楽×ゲーム（https://andown.space/topics/music-x-gaming/）
- フック: 近さの価値と、居続ける理由

> 音楽家やブランドの進出が注目を集めた仮想世界で、土地の評価額が大きく下がっている。2026年3月31日のMusic Allyが伝えたのは、有名人の隣という希少性と、利用者が居続ける理由との隔たりだ。ただし、示された数字は実際の売却価格ではない。音楽とゲームの接点で、所有と体験を分けて読む手がかりになる。

## 「音楽家の隣」が土地の価値になった

音楽家の近くに場所を持つ。その期待が、仮想世界の土地に値段を付けていた。2026年3月31日付のMusic Allyは、web3をめぐる熱気のなかで売買された土地を振り返り、当時の購入価格と、その後の評価額の大きな隔たりを伝えている。

舞台のひとつがThe Sandboxだ。スヌープ・ドッグが邸宅を構え、ワーナー・ミュージック・グループも続いた。別の仮想世界Decentralandでは、ビング・クロスビーの「Winter Wonderland」が展開された。ブランドや著名人が土地を取得し、その隣をファンが買う。音楽との接点が、訪問や鑑賞だけでなく、不動産に似た所有の形でも提示されていた。

ここに見える兆しは、音楽と仮想世界の関係そのものの消失ではない。有名人への「近さ」を土地の希少性に置き換える仕組みが、価格を支え続けられるのかという問いだ。誰がそこにいるかと、人がそこで何をするか。その違いが、数字の落差から見えてくる。

## 約99.8%下落という数字の読み方

Music Allyが紹介したCryptoSlateの記者リアム・ライトによる整理では、2021年12月、スヌープ・ドッグの土地に隣接するSnoopverseの区画が約45万ドル、約7万1,000 SANDで売れた。縦横3区画ずつ、計9区画の土地である。それが記事時点の下限価格換算では約1,025ドル。報告された購入額に対し、約99.8%の下落に相当するという。

DecentralandのFashion Districtにも同様の比較がある。11月に240万ドルで購入された土地は、下限価格換算で8,929ドルを実質的に上回らず、約99.6%下落したとされる。ただし、どちらも同じ土地がその金額で再び売れたという報告ではない。下限価格を基準とする換算値であり、個別の土地の成約価格や、売却によって確定した損失とは区別が必要だ。

背景には、メタバース事業を続けるための費用と収益の問題もある。記事は、Metaが2020年以降に関連施策へ600億ドルを費やし、予算を30%削減すると報じられていることを紹介する。かつて35億ドルと評価され、2億9,400万ドルを調達したRec Roomも、収益化への道筋が見えないとして閉鎖を発表した。土地の値上がりとは別に、世界を運営し続ける経済が問われている。

## 所有の期待と、遊び続ける理由を分ける

一方で、この材料を「仮想世界はどれも同じ」と読むことはできない。Music Allyは、web3や仮想現実のバブルに巻き込まれていなかったFortniteにも言及する。利用者の関与の落ち込みがあり、運営元Epic Gamesでは1,000人の人員削減につながったという。共通する圧力は見えるが、土地投資の値下がりと、ゲームへの参加の減少は別の現象だ。

2026年3月末から先の1〜3年を考えるなら、音楽の仮想空間での展開も、この区別に沿って語られる可能性がある。土地を所有したいという期待と、訪れて時間を過ごしたいという動機。前者の価格が崩れたことだけで後者の可能性までは測れず、逆に著名な音楽家の存在だけで継続的な参加が保証されるわけでもない。

今回の出典には、音楽企画ごとの来訪者数や再訪率、売上の内訳はない。したがって、どの体験が支持されたかまでは判断できない。今後の広がりを読む際の焦点として浮かぶのは、土地の評価額と、そこで生まれる活動の価値を切り分けることだ。所有の価格だけでは捉えられない音楽体験が、どのように説明されるかが問われている。

## 日本から見ると、まず指標の違いがある

日本からこの事例を読む際にも、海外の下落率をそのまま国内の音楽やゲームの将来に重ねることはできない。出典には日本の土地取引や利用者動向の数字がなく、同じ変化が起きているとする根拠はない。また、ドル建ての土地評価は、音楽の聴取やイベントへの参加そのものを示す指標ではない。

それでも読み取れるのは、音楽家の名前が場所の価格を押し上げる局面と、その場所が使われ続ける局面には距離があるということだ。今回大きく下がったのは、まず所有に付いた評価額である。音楽とゲームの接点を見る視線が、誰の隣を持つかから、そこで何が続くかへ移る。その可能性が、この振り返りにはある。

## 要するに

- 音楽家への近さを価値にした仮想土地で、購入額と下限価格換算の大きな隔たりが示された。
- 土地の価格下落と、仮想世界への参加や音楽体験の価値は、同じ指標では測れない。
- 所有への期待と、場所が使われ続ける条件を分けて見る視点が浮かんでいる。

## 出典（エビデンス）

1. [二次] Music Ally「About those web3-metaverse land-plots that were so hot in 2022...」 (2026-03-31) https://musically.com/2026/03/31/about-those-web3-metaverse-land-plots-that-were-so-hot-in-2022/
   > "That nine-parcel estate now screens at about $1,025 on a floor-equivalent basis. That is a drawdown of about 99.8% from the reported sale price."
   > 訳: その9区画の土地は、いま下限価格換算で約1,025ドルと表示される。これは、報告された売買価格から約99.8%の下落に当たる。
   確認日: 2026-10-18

## 用語

- **web3**（ウェブスリー） / Web3: ブロックチェーンを使い、デジタル上の資産や権利を利用者が保有・取引する仕組みを重視する考え方。仮想世界やゲーム全般と同義ではなく、具体的な設計はサービスごとに異なる。 https://andown.space/glossary/web3/
- **メタバース** / Metaverse: 利用者がデジタル上の空間に入り、交流や遊び、催しへの参加などを行う仮想世界の総称。仮想現実の機器や、土地・資産を取引する仕組みが必須というわけではない。 https://andown.space/glossary/metaverse/
- **下限価格換算**（かげんかかくかんさん） / Floor-equivalent valuation: 市場の下限価格を基準に、対象資産の評価額を換算する見方。同じ土地が実際にその額で売れたことや、所有者の損失が確定したことを意味せず、個別の条件も別途確認が必要になる。 https://andown.space/glossary/floor-equivalent-valuation/

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