# カーディ・B、路上MVの制作費100万ドル超と説明

- 媒体: Andown（行灯）— そこにある光
- URL: https://andown.space/cardi-b-says-ah-ha-music-video-cost-over-1-million-due-to-permits/
- 公開日: 2026.08.29 / 更新 2026.10.18
- 著者: Andown
- 時間軸: 兆しの初動（数ヶ月〜1年）
- テーマ: クリエイター中間層（https://andown.space/topics/creator-middle-class/）
- フック: 街の身近さと、撮影現場の距離

> ニューヨークの夏の街を、そのまま映したかった。カーディ・Bは「AH HA」の映像制作に100万ドル超を要したと明かし、撮影許可の取得や警察対応への不満を語った。本人の説明から見えるのは、身近な風景を作品にすることと、制作側が現場を管理できることの間にある隔たりである。

## 身近な街を撮るはずだった

街角を映すことは、必ずしも小さな制作を意味しない。カーディ・Bは8月27日のSpacesで、「AH HA」のミュージックビデオに100万ドル超を要したと語った。Billboardが8月29日に伝えた。本人が求めたのは、ニューヨークの夏の路上の雰囲気を持つ、シンプルな映像だったという。

彼女は、同じように街頭で撮る映像なら25万ドルほどだろうという見方を示した。ただし、これは当初の契約額や確定した制作予算として報じられた数字ではない。完成した映像の見た目と、実際にかかったという金額。その隔たりへの驚きを表す比較である。

ここに見える兆しは、映像を豪華にするための支出ではなく、街で撮影を成立させるための条件が、作品の規模を左右するという問題だ。ロケーション撮影では、風景の身近さと制作の手軽さが一致するとは限らない。スター本人の説明という限られた材料ながら、そのずれが表に出た。

## 許可と警察対応、まだ見えない内訳

カーディ・Bは当初、地元ブロンクスの小さな区画で撮影したかったと説明している。しかし、最終的にはブルックリンのサンセット・パークへと撮影場所を誘導されたという。望んだ場所をそのまま使えたわけではなかったことも、本人の不満の一部だった。

費用について彼女が挙げたのは、撮影許可の取得とニューヨーク市警への対応である。自身が著名人であるために高く請求されたと感じていると述べ、現場には約40人の警察官がいたとも語った。警察の対応が、撮影を難しくしたというのが本人の認識だ。

ただし、記事には請求書、許可の条件、警察配置の決定経緯は示されていない。市や警察側の説明もない。100万ドル超という総額のうち、許可や警察対応がいくらを占めたのかは分からない。「高く請求された」という訴えと、不当な請求が確認されたことは、分けて読む必要がある。

「AH HA」は7月31日に発表された彼女の2026年最初のシングルで、映像は8月28日に公開された。楽曲はBillboard Hot 100に25位で初登場し、記事が伝える週には40位に位置していた。すでに聴かれている楽曲の映像制作でさえ、場所の選択や現場対応に摩擦があったという事例である。

## 費用だけでなく、誰が現場を管理するか

本人が語った負担は金額だけではない。開かれた撮影現場には数百人の見物人が集まり、離れた場所からファンが見られる状態に緊張したという。彼女は、自分で管理できない公共の場所での映像撮影は、これを最後にすると述べた。費用への不満と、現場で受けた刺激の多さが重なっている。

これは公共空間での撮影を取りやめるという、あくまで本人の意向である。他のアーティストにも同じ選択が広がっていることや、路上撮影全体の費用が上昇していることを示す資料ではない。それでも、街との近さを画面に残すことと、撮影中の距離を保つことが別の課題である点は読み取れる。

今後数年の広がりを考えるなら、注目点は単純な予算の大小より、撮影場所、見物人との距離、現場を管理できる範囲が、企画段階でどこまで一緒に検討されるかにある。この一件をきっかけに、制作予算と撮影条件の関係が語られる可能性はある。ただし、制作慣行が変わるかどうかは、この記事だけでは見通せない。

## 日本から見る、制作規模とは別の問い

日本との比較で、まず残るのは制度の差を確かめる余地だ。この記事はニューヨークでの本人の経験を伝えており、日本の撮影許可や警察対応の仕組み、費用との比較材料は含まない。米国の事例を、そのまま日本の制作環境に置き換えることはできない。

一方、スターではなくても制作を続けられる層を考えるうえで、映像の見た目だけから必要な資金を判断できないという論点は残る。今回の金額を小規模な音楽家に当てはめることはできないが、撮影条件が予算と表現の選択に関わることは見える。身近な街を映すために、何を調整する必要があるのか。その見えにくい制作工程に光が当たった。

## 要するに

- カーディ・Bは「AH HA」の映像制作に100万ドル超を要したと説明した。
- 撮影許可や警察対応への不満は本人の訴えであり、費用の内訳は示されていない。
- 街の身近さと、撮影現場を管理するための条件との隔たりが見えた。

## 出典（エビデンス）

1. [二次] Billboard（Business）「Cardi B Says 'AH HA' Music Video Cost Over $1 Million Due to Permits」 (2026-08-29) https://www.billboard.com/music/rb-hip-hop/cardi-b-ah-ha-music-video-1-million-nypd-permits-1236328019/
   > "This will be the last time I ever do music videos in a public setting that I cannot get control."
   > 訳: 自分で管理できない公共の場所でミュージックビデオを撮るのは、これを最後にする。
   確認日: 2026-10-18

## 用語

- **ロケーション撮影** / Location shooting: スタジオ内のセットではなく、街路や建物など実在する場所で行う撮影。風景を作品に取り込める一方、場所の利用条件や周囲の人への対応が制作に関わる。 https://andown.space/glossary/location-shooting/
- **撮影許可**（さつえいきょか） / Filming permit: 特定の場所や条件で撮影するために得る許可。必要な手続きは地域や場所によって異なり、許可自体の料金と、警備など関連する費用は分けて考える必要がある。 https://andown.space/glossary/filming-permit/
- **制作予算**（せいさくよさん） / Production budget: 作品を制作するために見積もり、配分する費用の計画。出演や撮影、編集などを含む範囲は案件ごとに異なり、完成後の実際の支出総額とは区別される。 https://andown.space/glossary/production-budget/

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