# Apple Music、聴取の成長と音楽体験の拡張

- 媒体: Andown（行灯）— そこにある光
- URL: https://andown.space/eddy-cue-trumpets-best-year-ever-for-apple-music-in-2025/
- 公開日: 2026.01.13 / 更新 2026.10.18
- 著者: Andown
- 時間軸: シーンと言説の潮流（1〜3年）
- テーマ: ストリーミング2.0（https://andown.space/topics/streaming-2/）
- フック: 総数の外側に見える成長の輪郭

> Apple Musicは2025年、聴取と新規加入者の指標が過去最高に達したと説明した。ただし、具体的な数値は公表していない。2026年1月13日時点で見えるのは、規模の拡大だけではない。音楽認識からDJ向け連携、チケットをめぐる協議まで、聴く前後の接点を増やす動きである。

## 過去最高の発表、その外側で増えた接点

Apple Musicの成長は、加入者総数ではなく、記録更新という言葉で示された。2026年1月13日付のMusic Allyによると、Apple幹部のエディ・キューは前年のサービス事業を振り返り、Apple Musicの聴取と新規加入者の指標が過去最高に達したと説明。2025年を同サービスにとって「過去最高の年」と位置づけた。いずれの指標にも具体的な数値は添えられていない。

一方、同記事が並べた施策には、成長の別の輪郭がある。DJ向けソフトウェアや機器ブランドとの契約、歌詞翻訳とAutoMixの追加、ラジオ局のTuneInへの展開。音源を選んで再生するだけでなく、音楽に触れる場面を増やす取り組みだ。

さらに、ドージャ・キャットを迎えた初のアルバム・パーティーのライブ配信も実施した。チケット関連の上位サービスについてはLive Nationと協議していたという。実施済みの機能と協議段階の構想は区別が必要だが、聴取の前後へ接点を広げる動きは読み取れる。

## 加入者総数は推計、発見の入口には実数

規模を考える手がかりは、外部の推計にある。Music Allyが引用したMidia Researchの報告では、Apple Musicの加入者は2022年第2四半期に8,470万人、2023年第3四半期に8,980万人、2024年末には9,800万人超だった。これを踏まえ、同記事は2025年に1億人を超えた可能性が高いと見ている。ただし、これはAppleが確認した到達点ではない。

対照的に、具体的な数字が示されたのが音楽認識アプリのShazamである。キューによれば、2025年の楽曲認識は月間10億回超。この回数は利用者数でも、Apple Musicへの加入件数でもない。それでも、曲名を知らない音との遭遇が、継続的かつ大きな規模で起きていることを示す数字ではある。

Shazamは2026年の注目アーティストを選ぶ「Fast Forward」で65組を選出した。前年の選出組は、2025年にApple Musicでの合計再生数が倍以上になったという。選出が増加を引き起こしたとまでは言えないが、発見の入口と、その後の聴取を同じ音楽サービス群の中で捉える材料になる。

## 再生の次に、何をつなぐのか

これらの取り組みを束ねると、ストリーミングの成長を加入者総数だけでは説明しない方向が見えてくる。曲を見つける、歌詞を理解する、DJとして扱う、アーティストの配信に立ち会う。2025年の施策は、異なる関わり方を同じサービスの周囲に重ねている。もっとも、その狙いや個々の収益効果まで出典から確認できるわけではない。

当時から先の1〜3年を考えるうえで、注目点の一つはチケットとの接続だ。Music Allyは、Live Nationの最高経営責任者が明らかにした協議として、スーパープレミアムのチケット関連機能を挙げた。音源へのアクセスに加え、公演に関わる体験が上位サービスの価値として検討されていたことになる。

ただし、料金、対象地域、開始時期、具体的な特典はこの記事では示されていない。協議が製品になるかも不明だ。今後の広がりとして考えられるのは、発見から聴取、さらに公演へという接続である。その可能性と、すでに提供された機能を混同しないことが、この時点の変化を捉える境界になる。

## 日本から見る、総数では見えない違い

日本から読む際には、世界全体の発表と国内での利用条件を分ける必要がある。出典には、日本の加入者数も、各施策の国内提供範囲も記されていない。世界全体の成長をそのまま日本市場の変化とは扱えず、国内サービスとの優劣を判断する材料にもならない。

その留保のうえで見えるのは、配信サービスを比べる視点の広がりだ。何曲を聴けるかだけでなく、知らない曲と出会う入口、歌詞に近づく機能、演奏や公演への接点も比較の対象になり得る。2026年1月時点のApple Musicには、加入者数を伏せた成長発表と並んで、音楽との関係を複数の場面へ延ばす試みがあった。

## 要するに

- Apple Musicは2025年の聴取と新規加入者の指標を過去最高としたが、具体的な数値は示さなかった。
- Shazamの月間10億回超の楽曲認識は、聴取に先立つ発見の接点の規模を示している。
- DJ向け連携やライブ配信に加え、チケット関連機能も協議され、音楽体験の拡張が試されていた。

## 出典（エビデンス）

1. [二次] Music Ally「Eddy Cue trumpets ‘best year ever’ for Apple Music in 2025」 (2026-01-13) https://musically.com/2026/01/13/eddy-cue-trumpets-best-year-ever-for-apple-music-in-2025/
   > "“Apple Music reached all-time highs in both listenership and new subscribers,” wrote Cue, before describing 2025 as the service’s “best year ever”."
   > 訳: キューは「Apple Musicは聴取と新規加入者の両方で過去最高に達した」と記し、2025年を同サービスにとって「過去最高の年」と表現した。
   確認日: 2026-10-18

## 用語

- **スーパープレミアム** / Super-premium: 通常の有料音楽配信より高い価格帯で、追加の機能や特典を提供する構想。単なる月額料金の値上げとは異なり、追加料金に見合う価値の設計が焦点となる。 https://andown.space/glossary/super-premium/
- **ストリーミング** / Music streaming: ネットワーク経由で音源を受信しながら再生する提供方式。音楽市場では有料契約や広告などに支えられるが、市場収入と個々のアーティストの受取額は同じ指標ではない。 https://andown.space/glossary/music-streaming/
- **ライブ配信** / Livestream: 公演などの映像と音声を、進行に合わせてインターネットで届ける方式。後日の見逃し視聴や映像の保存は別の条件であり、生中継だけでは保証されない。 https://andown.space/glossary/livestream/
- **音楽認識**（おんがくにんしき） / Music recognition: 流れている音楽を参照用の楽曲データと照らし合わせ、曲を識別する技術。この記事では、クラブの再生実績を自動で報告する仕組みの中核を指す。 https://andown.space/glossary/music-recognition-technology/
- **混同**（こんどう） / Consumer Confusion: 商品や表示を見た人が、提供元や他者との関係を取り違えること。商標の争いでは、実際に起きた取り違えと、起こるおそれがあるという主張を区別して読む必要がある。 https://andown.space/glossary/consumer-confusion/

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