# Justiceが『GTA VI』の劇伴を制作、三つの音楽導線

- 媒体: Andown（行灯）— そこにある光
- URL: https://andown.space/justice-composed-the-score-for-grand-theft-auto-vi/
- 公開日: 2026.10.14 / 更新 2026.10.18
- 著者: Andown
- 時間軸: シーンと言説の潮流（1〜3年）
- テーマ: 音楽×ゲーム（https://andown.space/topics/music-x-gaming/）
- フック: 聴く入口が、遊ぶ世界に重なる

> Pitchforkによると、Justiceが『Grand Theft Auto VI』のオリジナルスコアを手がけた。新曲、段階的に公開されるサウンドトラック、アーティストがDJを務めるゲーム内ラジオ。作曲と選曲の異なる入口が、一つの作品に集まっている。見えてくるのは、楽曲を提供するだけではない音楽家の関わり方だ。

## 曲を置くだけではない、世界への参加

Justiceが『Grand Theft Auto VI』のオリジナルスコアを制作した。Pitchforkは、Rockstar Gamesによる発表としてそう伝えている。フランスのエレクトロニック・デュオが担うのは、既存曲の提供とは異なる、ゲームのために書かれる音楽だ。まず見えるのは、音楽家が作品世界の内側へ入る動きである。

同じ記事で紹介された新曲が「Flower in a Hurricane」。Tame Impala、SZA、King Gizzard & the Lizard Wizardが参加し、その一部は新たなローンチトレーラーで聴けるという。スコアの制作と、サウンドトラックへの楽曲提供。記事はこの二つを伝えているが、同曲がゲーム中のどの場面で使われるかまでは明らかにしていない。

さらに、ゲーム内ラジオのDJも発表された。作曲された音楽、個別の楽曲、放送局という形で出会う選曲。その異なる入口が、一つのゲームに並ぶ。音楽とゲームの接点を、曲が採用されたという一点だけでは捉えきれない構成だ。

## 34曲の公開と、前作から続く作曲家の系譜

サウンドトラックは全34曲。記事の時点で公開されているのは9曲で、Yung Lean、Travis Scott、Cardi Bらの参加が伝えられている。ゲームと同時の正式リリースに向け、少しずつ楽曲を明かす方式だ。発売前から曲を聴く機会が生まれ、ゲームに触れるより先に音楽から作品へ近づく経路が用意されている。

ただし、著名な音楽家がこのシリーズのスコアを担うこと自体は新しくない。2013年の前作では、the Alchemist、Tangerine Dream、Woody Jackson、Oh Noが共同で制作し、DJ Shadowがミックスと同期を担当した。今回はJusticeがその役割を引き継ぐ。変化を見るなら、参加の有無だけでなく、誰がどの役割を担うかにも目を向ける必要がある。

Justice側にも接続の背景がある。2024年のアルバム『Hyperdrama』に収録されたTame Impalaとの共作「Neverender」は、2025年のグラミー賞で最優秀ダンス/エレクトロニック・レコーディング賞を受賞した。今回もTame Impalaが参加するが、記事は制作の経緯を説明していない。既存の共作関係がゲーム向けの楽曲にも現れている、というところまでが確認できる。

## 作曲、共作、選曲へと広がる関わり方

ゲーム内ラジオでは、Bad BunnyがCocoteo FM、RobynがFlash FM、Lana Del ReyがBack Country RadioのDJを務めるという。ここでは音楽家の名前が、一曲の作者や歌い手だけでなく、放送局を案内する存在としても置かれる。どの曲をどう紹介するのか、放送内容や選曲への関与の範囲は、記事からは判断できない。

それでも、スコアを作る人、共作曲に参加する人、ラジオのDJを務める人という役割の幅は見える。今後1〜3年の広がりを考えるうえでは、ゲームと音楽の提携件数だけでなく、この役割の分かれ方が一つの観察点になる。同様の構成が他作品にも広がれば、音楽家のゲーム参加を語る言葉も、楽曲提供だけでは足りなくなる可能性がある。

段階的な楽曲公開には、発売前の音楽体験と、発売後に遊ぶ体験をつなぐ余地もある。ただし、34曲という規模からヒットや聴取の増加を予測することはできない。記事には再生数、契約条件、プレイヤーの反応はない。現時点で見えているのは成果ではなく、複数の接点を重ねる設計である。

## 日本から見る、主題歌とは別の入口

日本から読む際にも、ゲームとの接点を主題歌や挿入歌に置き換えるだけでは、今回の構成の一部がこぼれる。スコアは作品のための作曲、サウンドトラックは楽曲群、ゲーム内ラジオは世界の中で音楽に出会う仕組みだ。それぞれを分けることで、Justiceらの参加が何を意味するのかが見えやすくなる。

この出典だけで、日本と海外の市場や制作慣行の違いを結論づけることはできない。一方、日本語で海外の音楽動向を追うとき、アルバムや公演に加えて、ゲーム内で誰が作曲し、誰が声を担うかも活動を知る手がかりになる。今回そこにあるのは、音楽家の表現の置き場所が、一つのゲームの中でも複数に分かれているという光景だ。

## 要するに

- Justiceの『GTA VI』への参加は、オリジナルスコアの制作とサウンドトラックへの楽曲提供にまたがる。
- 全34曲の段階的な公開と、音楽家がDJを務めるゲーム内ラジオが併存している。
- 作曲、共作、ラジオのDJという異なる役割が、一つのゲームに集まっている。

## 出典（エビデンス）

1. [二次] Pitchfork「Justice Composed the Score for Grand Theft Auto VI」 (Thu, 15 Oc) https://pitchfork.com/story/justice-composed-the-score-for-grand-theft-auto-vi/
   > "Rockstar Games has revealed that Justice composed the original score for Grand Theft Auto VI ."
   > 訳: Rockstar Gamesは、Justiceが『Grand Theft Auto VI』のオリジナルスコアを作曲したと発表した。
   確認日: 2026-10-18

## 用語

- **ゲーム内ラジオ**（げーむないらじお） / In-game radio: ゲームの世界に放送局や番組として組み込まれる音楽・音声の仕組み。背景で流れる音楽とは異なり、DJや局の個性を通じて、選曲を作品世界の一部として体験できる。 https://andown.space/glossary/in-game-radio/
- **サウンドトラック** / Soundtrack: 映画やゲームに結びついた音楽や、その収録作品を指す言葉。劇伴だけを収める場合も、歌ものや既存曲を含む場合もあり、具体的な収録範囲は作品ごとに確かめる必要がある。 https://andown.space/glossary/soundtrack/
- **スコア** / Score: 映画やゲームの場面、物語、空間のために作曲される音楽。ここでは楽譜ではなく劇伴を指し、既存曲の採用や主題歌とは役割が異なる。作品の体験を支える音楽を捉える言葉だ。 https://andown.space/glossary/score/

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