# JYP中国法人とCJ ENM、中国で育成と運営の合弁

- 媒体: Andown（行灯）— そこにある光
- URL: https://andown.space/k-pop-giant-jyp-s-china-unit-and-cj-enm-strike-joint-venture-with-tencen/
- 公開日: 2026.02.02 / 更新 2026.10.18
- 著者: Andown
- 時間軸: シーンと言説の潮流（1〜3年）
- テーマ: K-POP以後（https://andown.space/topics/after-kpop/）、レーベル2.0（https://andown.space/topics/label-2/）
- フック: 届ける先から、育てる拠点へ

> CJ ENMが、JYPの中国法人とテンセント・ミュージックとの合弁会社ONECEADを設立した。最初に手がけるのは、中国の番組から生まれた7人組の運営。2026年2月初めに見えたのは、韓国のアーティストを海外へ届けるだけでなく、現地の育成と流通をつなぎ、音楽事業を組み立てる動きである。

## 輸出の前に、現地で育てる

2026年2月初め、韓国のCJ ENMが、JYP CHINAとテンセント・ミュージック・エンターテインメント(TME)との合弁会社ONECEADを設立したと報じられた。戦略上の対象は中華圏。韓国で完成した作品を海外へ流通させるだけでなく、現地でアーティストを育て、運営するための事業体である。

最初の事業は、中国のリアリティー番組「PLANET C: HOME RACE」から生まれた7人組MODYSSEYのマネジメントだ。新会社は、JYPの中国子会社とTMEが設立したNCC Entertainmentを通じて発足した。CJ ENMのコンテンツ制作力に、JYP CHINAとTMEの現地基盤やネットワークを組み合わせる構成となる。

ここにある兆しは、海外市場を「届ける先」だけでなく「育てる拠点」として扱うことだ。ONECEADはアーティスト開発とマネジメントを軸に、音楽制作、ライブ、商品販売への拡張を計画する。新人の誕生から、その後の活動までをつなぐ仕組みが試されようとしている。

## 配信基盤と制作力が接続する

相手がTMEである点は重要だ。同社は中国最大の音楽配信サービス運営企業で、QQ Music、Kugou Music、Kuwo Musicを展開する。カラオケサービスのWeSing、長尺音声のLazy Audioに加え、ライブ制作のTME Liveも持つ。新会社の計画には、音源の配信だけでは完結しない活動領域が重なる。

ただし、これらのサービスすべてとONECEADが具体的にどう連携するかは、記事には示されていない。確認できるのは、制作の専門性と現地インフラを組み合わせる方針である。接点の多さは事業の可能性を示すが、露出や売上の保証とは区別して読む必要がある。

市場の規模も背景にある。記事が引用するIFPIのデータでは、中国は2024年に世界第5位の録音音楽市場だった。一方、韓国のグループは2016〜2017年ごろから、中国での公演を非公式に禁じられてきたと報じられている。大きな市場と、活動上の制約。その両方が存在する場所での提携だ。

関係改善をうかがわせる動きも紹介されている。KBSは2025年11月、中国のChina Media Groupと交流・協力の協定を結んだ。Kakaoも記事公開の前月、中国と日本の大手音楽配信事業者と新たなK-POPのチャートを立ち上げた。ただし、これらは公演制限の解除を意味する情報ではない。ONECEADの設立と、市場全体の開放は同じ出来事ではない。

## 広がるのは、曲よりも事業の組み方

この時点から先を見たとき、注目点は韓国勢の中国進出件数だけではない。ONECEADが掲げるのは、マネジメント、制作、巡回公演、商品販売を含む総合的な音楽事業だ。CJ ENMは、その目的をアーティストのIP事業の継続的な拡張と説明している。作品単位の取引から、活動全体を支える協業へと範囲が広がる可能性がある。

他方、記事には出資比率や収益配分、権利の帰属、具体的な公演計画はない。今後の広がりを判断する材料になるのは、最初のMODYSSEYの活動を通じて、計画された各事業がどこまで結びつくかだろう。育成から商品販売までを掲げることと、それらを継続して運営できることの間には、まだ確かめられていない距離がある。

## 日本は、すでに参照先にある

日本から見ると、この提携は遠い市場だけの話ではない。CJ ENMはONECEADについて、日本の合弁事業LAPONE Entertainmentの成功を再現する意向を示している。そこで育成した例として挙げるのがJO1とINIだ。記事によれば、同社は2025年にも博報堂とChapter-Iを立ち上げ、音楽を軸にしたIP開発へ進んでいる。

日本での先行例に対し、中国ではTMEという現地の音楽配信・ライブ基盤を持つ企業が加わる。共通するのは、現地の人材とパートナーを通じて事業を築く発想であり、組み合わせる基盤は市場ごとに異なる。2026年2月初めに見えていたのは、同じK-POPを各地へ運ぶだけではない、育成と運営の仕組みを現地で組み直す動きだった。

## 要するに

- ONECEADは、中華圏でのアーティスト育成と運営を軸に設立された。
- 制作力と現地の配信・ライブ基盤を組み合わせ、活動全体を支える事業が計画されている。
- 日本の合弁事業が参照される一方、中国での実装や活動条件はなお確認を要する段階にある。

## 出典（エビデンス）

1. [二次] Music Business Worldwide「K-pop giant JYP’s China unit and CJ ENM strike joint venture with Tencent Music」 (2026-02-03) https://www.musicbusinessworldwide.com/k-pop-giant-jyp-and-south-koreas-cj-enm-strike-joint-venture-with-chinas-tencent-music/
   > "South Korean entertainment and retail company CJ ENM has set up a joint venture with JYP CHINA and Tencent Music Entertainment (TME), with a strategic focus on the Greater China market."
   > 訳: 韓国のエンターテインメント・小売企業CJ ENMは、中華圏市場を戦略上の重点とする合弁会社を、JYP CHINAおよびテンセント・ミュージック・エンターテインメント(TME)と設立した。
   確認日: 2026-10-18

## 用語

- **IP**（アイピー） / Intellectual Property: 知的財産のこと。エンターテインメントでは、作品やキャラクターなど、権利に支えられて商品化や他分野への展開の核となるものを指す場合がある。 https://andown.space/glossary/intellectual-property/
- **アーティスト開発** / Artist development: 才能の発掘から活動の方向づけ、観客との関係づくりまで、アーティストのキャリアを継続して育てる仕事。今回の買収では、地域に蓄積された専門性として重視されている。 https://andown.space/glossary/artist-development/
- **音楽制作**（おんがくせいさく） / Music production: 曲の発想を、演奏、録音、編集などを通して聴ける形にまとめる活動。教育では、演奏技能に限らず、音を選び組み立てて表現する学びも含み得る。 https://andown.space/glossary/music-production/
- **合弁会社**（ごうべんがいしゃ） / Joint venture: 複数の企業などが共同で出資して運営する会社。出資比率は所有の割合を表すが、具体的な経営権や業務分担は契約などの条件によって異なる。 https://andown.space/glossary/joint-venture/
- **巡回公演**（じゅんかいこうえん） / Touring: 同じ作品や公演企画を複数の会場・地域で上演すること。移動だけでなく、各地の受け入れ先との調整や機材輸送なども伴い、作品を継続的に届ける回路となる。 https://andown.space/glossary/touring/

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