# キャンディークラッシュ、名曲の再制作を映像の探索へつなぐ

- 媒体: Andown（行灯）— そこにある光
- URL: https://andown.space/shania-twain-and-zedd-team-up-for-candy-crush/
- 公開日: 2026.09.10 / 更新 2026.10.18
- 著者: Andown
- 時間軸: 兆しの初動（数ヶ月〜1年）
- テーマ: ブランド×音楽（https://andown.space/topics/brand-x-music/）、音楽×ゲーム（https://andown.space/topics/music-x-gaming/）
- フック: 聴くことの隣に、探す時間を

> シャナイア・トゥエインとゼッドが、キャンディークラッシュの音楽企画で「You’re Still the One」を再制作した。約30年前の曲を入口に、映像内の手がかり探しと特典応募を接続。2026年9月に見えたのは、ゲームブランドが楽曲の再発見だけでなく、聴いた後の行動まで組み立てる動きである。

## 名曲を、探して遊ぶ入口に

曲をゲームに流すだけではない。2026年9月、キャンディークラッシュは年次企画「Music Season」で、シャナイア・トゥエインとDJ・プロデューサーのゼッドによる「You’re Still the One」の新バージョンを打ち出した。約30年前の楽曲を、ダンスフロア向けの響きへ。さらに、その曲を使う映像の中に、視聴者が探す手がかりを置いた。

ヨナス・オーケルンドが監督した映像の舞台は、菓子を思わせる西部劇風の世界「Candy Country」。ラインストーンが降り、酒場がきらめく。幻想的な風景は背景であると同時に、特典につながる手がかりを隠す場所でもある。映像を見る時間に、何かを見つけるために目を凝らす時間が重なる。

兆しは、ゲームブランドが音楽との接点を、楽曲の採用より手前にまで広げていることだ。今回はアーティスト同士を引き合わせ、既存曲の再制作と映像、その先の応募体験をつないだ。広告枠に曲を置く形とは異なり、ブランドの「遊ぶ」という性格が、曲の届け方にも入り込んでいる。

## 前年のスワイプから、今年の探索へ

この企画には前段がある。前年、キャンディークラッシュはサンダーキャットと組み、ダイアナ・ロスの楽曲を再解釈した。映像はスワイプ操作で遊べる形式だった。今回は、隠されたコードやサプライズ、特典を探す形式へ。参加の仕方を変えながら、音楽企画を継続している。

2026年のMusic Seasonは10月5日までの開催と案内され、ゲーム内の「Music Season Expedition」はレベル11から利用できる。一方、特典探しは「Candy Roadhouse」のウェブサイトが入口となる。ゲーム内イベントと映像、応募用サイトは、同じ企画に属していても別の接点だ。映像の探索を、そのままゲーム内の操作と捉えることはできない。

特典への応募は米国居住者に限られる。6人には、ツアー中のトゥエインまたはゼッドに会うVIP旅行が当たる。このほか、サイン入りバンダナや、映像で使われた衣装・小道具も用意された。再生回数や参加者数は記事に示されておらず、施策の規模や成果はまだ判断できない。確認できるのは、映像を見る理由を、曲そのものに加えて設計したことだ。

トゥエインは、ゼッドとの再制作と、ファンが遊べる世界づくりを、曲に新たな命を与える方法として語っている。ゼッドも、幼い頃から聴いていた歌手との共作だったと説明する。既存曲を別の接点で届け直すカタログ・リマーケティングに、世代の異なる作り手の協働が重なった形である。

## 広がる余地は、曲の外側にある

この先数年の広がりを考えるうえで、注目点はリミックスの数だけではない。楽曲を聴く、映像を探す、特典に応募するという行動を、どこまで一続きにできるかだ。今回のようにゲームの外へ接点を伸ばす方法なら、ゲーム画面だけでは表現しにくい世界観も使える。ただし、同じ形式が別の作品やブランドにも適するかは、まだ分からない。

ファンとの関係づくりにも、複数の入口が生まれる可能性がある。原曲を知る人には新しい解釈、参加アーティストのファンには共作、ゲームの利用者には慣れた世界の延長。入口が異なっても、同じ映像に集まる設計だ。ただ、特典を目当てにした参加が、その後の楽曲の聴取につながるかを示す数字はない。参加と音楽の再発見は、分けて見ておきたい。

## 日本から見ると、入口と条件は別にある

日本からこの企画を見る際、まず区別したいのは、世界に向けた作品の発信と、地域を限定した特典である。記事はゲームをiOSとAndroidで無料ダウンロードできると案内する一方、Candy Roadhouseの特典対象を米国居住者に限定している。日本向けの展開や応募枠については記載がない。ゲームブランドの企画であっても、すべての参加体験が同じ地域に開かれているわけではない。

日本の音楽とゲームの組み方について、この事例だけで普及度や違いを断定することはできない。それでも読み取れるのは、海外の音楽施策を「ゲームに曲が入った」という一点では捉えきれないことだ。今回は、曲を作り直す段階から、映像を見終えた後の行動までが企画されている。名曲の新しい居場所は、ゲームの中だけでなく、その周囲にも設けられている。

## 要するに

- キャンディークラッシュは、既存曲の再制作と映像内の手がかり探しを結びつけた。
- 前年のスワイプ操作型映像から、探索と特典応募を組み合わせる形式へ展開した。
- ゲーム外にも接点が設けられた一方、特典への応募は米国居住者に限られている。

## 出典（エビデンス）

1. [二次] Digital Music News「Shania Twain and Zedd Team Up for Candy Crush」 (2026-09-11) https://www.digitalmusicnews.com/2026/09/10/shania-twain-zedd-candy-crush-music-season/
   > "This year evolves that experience even further, turning a music video into an interactive hunt for hidden codes, surprises, and rewards."
   > 訳: 今年はその体験をさらに発展させ、ミュージックビデオを、隠されたコードやサプライズ、特典を探す参加型の探索へと変えている。
   確認日: 2026-10-18

## 用語

- **カタログ・リマーケティング** / Catalogue remarketing: 既に発表した作品群を、季節や利用場面に合わせて再び届ける販促。新曲だけでなく、過去の曲にも広告やコンテンツ制作の予算を配分し、新たな聴取との接点をつくる。 https://andown.space/glossary/catalogue-remarketing/
- **ファンとの関係づくり**（ふぁんとのかんけいづくり） / Fan Engagement: アーティストとファンの間に、継続的な接点や参加の機会をつくる取り組み。販売や公演など複数の活動を含み、単なる認知や一度の購入とは区別される。 https://andown.space/glossary/fan-engagement/
- **リミックス** / Remix: 既存の録音をもとに、音の構成や響きなどを変えて別の版を作ること。本記事では速度や音程の変更を含む広い意味で使われ、制作や公開に必要な許諾は利用条件によって異なる。 https://andown.space/glossary/remix/

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