# シャブージー、エンパイアとの関係を録音から音楽出版へ拡張

- 媒体: Andown（行灯）— そこにある光
- URL: https://andown.space/tipsy-superstar-shaboozey-closes-the-loop-with-empire/
- 公開日: 2026.02.25 / 更新 2026.10.18
- 著者: Andown
- 時間軸: シーンと言説の潮流（1〜3年）
- テーマ: レーベル2.0（https://andown.space/topics/label-2/）
- フック: ヒットの先で重なる、二つの事業

> 2021年からエンパイアのレーベルに所属するシャブージーが、同社の音楽出版部門とも契約した。自身のレーベル設立に続き、録音と楽曲の双方で同じ会社との関係を深める動きだ。2026年2月下旬の報道から見えるのは、ヒット後の作家活動も支えるパートナーへと広がるレーベルの役割である。

## 録音のパートナーが、楽曲も支える

「Tipsy」で知られるシャブージーが、エンパイアの音楽出版部門と契約した。2026年2月下旬にDigital Music Newsが伝えたものだ。2021年に始まった同社レーベルとの関係を、楽曲の権利を扱う領域へ広げる。新しい相手への移籍ではなく、すでに成功を共にした会社との接点を増やす契約である。

兆しは、単に契約の数が増えたことではない。録音作品を届ける事業と、ソングライターが生む楽曲を支える事業。その両方で、同じ会社がパートナーになることだ。シャブージーはこれに先立ち、エンパイアと自身のレーベル・インプリント「American Dogwood」も立ち上げている。所属、レーベル設立、音楽出版。関係は一つの契約にとどまらない。

## ヒットのあとに、書き手としての契約

音楽出版が扱うのは、録音された音そのものとは別の、詞や曲に関する権利だ。特定の録音を指す原盤とは、権利と収益の経路が異なる。今回の記事は出版上の権利がエンパイアの出版部門へ移ると伝える一方、契約額、期間、対象楽曲の範囲、権利の持ち分は明らかにしていない。所有権の全面的な譲渡や、過去の全作品を含む契約だとまでは読めない。

報道で確認できる経過は、2021年のレーベル契約と、2026年2月下旬に報じられた出版契約である。その間に『Where I’ve Been Isn’t Where I’m Going』が成功し、拡張版も発売された。ジェリー・ロールを迎えた「Amen」は、記事によればカントリー・ラジオでトップ10に入り、2026年のグラミー賞も受賞している。出版契約は、こうした実績を積んだ段階での関係拡張だ。

エンパイア側の説明で前面に出るのは、歌い手としての人気だけではない。出版部門のエリック・ハートは、シャブージーを物語性のある曲を書くソングライターとして評価する。ヴィニー・クマーも、成功の創造的な土台を作曲に置いた。録音作品のヒットを、次の楽曲を生む書き手への支援につなげる。その意図が、契約発表の言葉には表れている。

## 一社との関係を、複数の事業へ

この時点から先の1〜3年を考えるうえで、注目点は契約の大型化より、関係の多層化にある。録音で築いた協業を音楽出版へ広げ、さらに本人のレーベル活動も同じ会社と進める。アーティストの活動が広がるたびに、既存のパートナーが別の機能を担う形である。レーベルの役割を、作品単位の発売だけでは捉えきれなくなる可能性がある。

同じ企業グループが録音と楽曲の双方に関われば、作品を届ける計画と、楽曲の利用を広げる計画を調整しやすくなる可能性はある。ただし、記事には部門間の具体的な連携策や、その成果を示す数字はない。今回確認できるのは、協業を広げる契約が結ばれたことまでだ。効率や収益の向上が実証されたわけではない。

また、一人の成功例から、同じ形式が業界全体に広がるとは言えない。シャブージーの場合は、先に録音側での成功と継続的な関係があった。新たな契約が既存の信頼から生まれた点は重要である。今後の広がりを見る際も、会社が機能をそろえていることと、個々のアーティストがその機能を選ぶことは、分けて捉える必要がある。

## 日本から見ると、所属より契約の範囲

日本からこのニュースを読む際、「同じレーベルに所属し続けた」という理解だけでは変化を取りこぼす。録音の契約先が同じでも、楽曲の権利を誰が扱うかは別の問いだ。今回動いたのは、その別の領域である。原盤と音楽出版を分けて見ることで、アーティストと企業の関係がどこで深まったのかが見えてくる。

出典には日本の契約慣行との比較資料がなく、日米のどちらが柔軟かという判断はできない。それでも、所属先の名前だけでなく、録音、楽曲、自身のレーベルという活動ごとに契約を見る視点は得られる。ここにあるのは、成功した歌い手を引き留めるという説明だけでは収まらない、書き手としての仕事へ協業を延ばす動きである。

## 要するに

- シャブージーは、既存のレーベル契約に加えてエンパイアと音楽出版契約を結んだ。
- 自身のレーベル設立も含め、同じ会社との協業が複数の事業へ広がっている。
- 契約条件は未公表だが、録音の成功を作家活動の支援へつなぐ動きが見える。

## 出典（エビデンス）

1. [二次] Digital Music News「‘Tipsy’ Superstar Shaboozey Closes the Loop with Empire」 (2026-02-26) https://www.digitalmusicnews.com/2026/02/25/shaboozey-strikes-contract-expansion-with-empire/
   > "The agreement moves Shaboozey’s music publishing rights to Empire’s publishing division, in a deal overseen by Empire Publishing President Vinny Kumar and SVP of A&R Eric Hurt."
   > 訳: この契約はシャブージーの音楽出版上の権利をエンパイアの出版部門へ移すもので、エンパイア・パブリッシング社長のヴィニー・クマーとA&R担当上級副社長のエリック・ハートが取りまとめた。
   確認日: 2026-10-18

## 用語

- **カントリー** / Country music: 米国で形成されたポピュラー音楽のジャンル。曲調や歌詞だけでなく、放送、業界団体、聴き手の文化を含む広い領域で、内部には多様な背景や政治的立場がある。 https://andown.space/glossary/country-music/
- **レーベル・インプリント** / Record label imprint: 作品を発表する際の独自のレーベル名やブランド。アーティストが外部企業と組んで設ける場合もあり、名称だけで独立した法人や権利所有を意味するわけではない。 https://andown.space/glossary/record-label-imprint/
- **音楽出版**（おんがくしゅっぱん） / Music publishing: 歌詞やメロディーなど楽曲の著作権を管理し、利用の許諾や収益につなげる事業。特定の録音物を扱う権利とは区別され、契約によって管理や保有の範囲が異なる。 https://andown.space/glossary/music-publishing/
- **原盤**（げんばん） / Master recording: 音楽の録音そのものや、その元となる録音物を指す言葉。権利を論じる際は、録音に関する権利と、テープなど現物の所有を区別する必要がある。 https://andown.space/glossary/master-recording-rights/

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