# W杯初のハーフタイムショーが結ぶ国際ポップの接点

- 媒体: Andown（行灯）— そこにある光
- URL: https://andown.space/watch-madonna-the-muppets-and-more-perform-at-2026-world-cup-final-halft/
- 公開日: 2026.07.19 / 更新 2026.10.18
- 著者: Andown
- 時間軸: 兆しの初動（数ヶ月〜1年）
- テーマ: アート×音楽（https://andown.space/topics/art-x-music/）、国境なきヒット（https://andown.space/topics/borderless-hits/）
- フック: 競技の合間に並ぶ、異なる記憶

> 2026年7月19日、W杯決勝で初のハーフタイムショーが開かれた。マドンナ、BTS、シャキーラらの楽曲とマペッツの人形劇が、同じフィールドをつないだ。見えたのは新曲の競演だけではない。世代や活動圏の異なるポップの記憶を、競技の合間に束ねる試みである。その構成と、祝祭への異論をたどる。

## 試合の途中に、別の舞台ができた

2026年7月19日、スペインとアルゼンチンが対戦したサッカーW杯決勝で、大会初のハーフタイムショーが行われた。Pitchforkが翌日に報じた出演者には、マドンナ、BTS、シャキーラ、バーナ・ボーイ、ジャスティン・ビーバー、コールドプレイのクリス・マーティンが並ぶ。そこにマペッツも加わった。

マドンナの「Music」から、マペッツによるザ・ホワイト・ストライプスの「Seven Nation Army」へ。続いてBTSが「Dynamite」を歌う。歌手が順に登場するだけではない。人形のバンドや、ドラマの登場人物として現れた俳優たちが、異なる演目の間をつないだ。競技場は、音楽とキャラクターが交差する舞台になった。

兆しは、国際的な出演者の多さだけにはない。活動圏も世代も異なる歌手の楽曲を、短い演目の連なりとして提示したことにある。決勝という共通の出来事の中に、観客それぞれが知る曲への入口を複数つくる。その構成が、初回のショーに見て取れる。

## 新曲だけではつくらない祝祭

選曲には時間の幅がある。「Music」は2000年のアルバムの表題曲だ。一方、シャキーラとバーナ・ボーイは、2026年大会の公式アンセム「Dai Dai」を披露した。既存のカタログと、大会に結びつく楽曲。その両方が同じ舞台に置かれている。

ビーバーは「Everything Hallelujah」をアコースティックギターで演奏し、歌詞の一部を「World Cup hallelujah」に変えた。既存曲をその場の出来事へ接続する方法である。楽曲をそのまま届けるだけでなく、決勝のための演目に組み替える。初のショーは、過去の曲を新しい文脈で使う場でもあった。

試合前の開会セレモニーでも、大会のサウンドトラックに収められた「Desire」が歌われた。公式の新曲と、すでに知られた楽曲を併置する設計は、ハーフタイムだけに限らない。ただし、記事には視聴者数、制作費、出演後の再生数はない。この構成が楽曲の聴取や収益をどれだけ押し上げたかは、ここからは判断できない。

## 広がりを分けるのは、曲と場の関係

この時点から先の数年を考えると、注目点は出演者の規模だけではない。異なるファンが知る曲をどう隣り合わせにするか、既存曲を開催地や競技の文脈にどう結びつけるか。今回の構成には、国際スポーツの舞台で音楽を見せる際に、別の場でも応用され得る要素がある。ただし、次回以降の開催や形式の継続は、記事では示されていない。

終盤にはマーティン、シャキーラ、マペッツが児童合唱団と「We Believe」を歌い、フィールドには地球を思わせる「O」を含む「Love」の文字が映された。音、人物、映像を一つのメッセージに重ねる演出だ。現代アートとの協働が報じられたわけではないが、音楽が空間全体の表現へ広がる場面として読める。

一方、ザ・キュアーのロバート・スミスは試合前、ショーと、それを称揚するFIFA会長の発言に強い不快感を表した。何を問題としたかの詳細までは記事から確定できない。それでも、豪華な祝祭が音楽界から一様に歓迎されたわけではないことは残る。拡大の可能性と、祝祭の意味をめぐる摩擦は、同時に現れている。

## 日本からは「海外」をひとまとめにしない

日本からこの舞台を見るとき、海外の大物が集まった、とまとめるだけでは選曲の違いが見えにくい。BTSのヒット曲、大会の公式アンセム、人形バンドが演奏するロック曲は、それぞれ異なる入口である。国境を越える音楽の舞台は、一つの新曲が世界に届く形だけでなく、別々に親しまれた曲を一つの出来事へ集める形でも成立している。

日本の大会演出や音楽市場との具体的な比較に必要な数字は、この出典にはない。日本との違いとして確実に語れる範囲は限られる。ここで読み取れるのは、国際的な舞台を新曲の発表の場だけとして捉えない視点だ。古い曲、公式曲、キャラクターの演奏。その接続そのものが、W杯初の試みの輪郭をつくっていた。

## 要するに

- W杯決勝で初のハーフタイムショーが開かれ、国際的な歌手とマペッツが同じ舞台に立った。
- 選曲は大会の公式曲だけでなく、既存のヒット曲を決勝の文脈へ結び直す構成だった。
- 祝祭を称える主催者の言葉と音楽家からの異論が、初回のショーをめぐって併存した。

## 出典（エビデンス）

1. [二次] Pitchfork「Watch Madonna, the Muppets, and More Perform at 2026 World Cup Final Halftime」 (2026-07-20) https://pitchfork.com/story/watch-madonna-the-muppets-and-more-perform-at-2026-world-cup-final-halftime/
   > "The inaugural event featured performances from Madonna, Shakira, BTS, Burna Boy, Coldplay’s Chris Martin, Justin Bieber, and the Muppets."
   > 訳: 初開催のイベントでは、マドンナ、シャキーラ、BTS、バーナ・ボーイ、コールドプレイのクリス・マーティン、ジャスティン・ビーバー、マペッツがパフォーマンスを披露した。
   確認日: 2026-10-18

## 用語

- **カタログ** / Music catalog: アーティストなどが持つ楽曲群や、それに関わる権利のまとまり。投資の文脈では、作品の知名度だけでなく、将来どれだけ収入を生むかという観点から取引される。 https://andown.space/glossary/music-catalog/
- **サウンドトラック** / Soundtrack: 映画やゲームに結びついた音楽や、その収録作品を指す言葉。劇伴だけを収める場合も、歌ものや既存曲を含む場合もあり、具体的な収録範囲は作品ごとに確かめる必要がある。 https://andown.space/glossary/soundtrack/
- **ハーフタイムショー** / Halftime show: スポーツの試合の前半と後半の間に行う音楽やダンスなどの公演。競技の休憩時間を使うため、通常のコンサートとは異なる時間や進行の制約を受ける。 https://andown.space/glossary/halftime-show/

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