DRMは、デジタルの音声や映像などについて、再生や複製の条件を技術的に管理する仕組みの総称である。暗号化や利用者の認証などを通じて、サービスが認める範囲でコンテンツを利用できるようにする。
今回、Spotify側の技術者は、音声ファイルに暗号化などの保護を施していると説明した。一方、取得されたファイルが一般的な再生ソフトで再生できたことから、同社側は保護が取り除かれたと主張している。これは裁判当事者による説明として読む必要がある。
録音を無断で配布する行為と、保護技術を回避する行為は、同じファイルに関係していても別の論点である。日本での法的評価も含め、技術の存在だけで結論を出さず、対象となる行為と適用法を区別することが重要になる。