制作への関わり方を聴き手へ
生成と支援を分ける、音楽業界の曲単位AI表示構想
ドイツの音楽業界団体BVMIが伝えたのは、生成AIの使用を曲ごとの記号で示す国際的な構想だ。「AIが生成した録音」と「人の制作をAIが支援した録音」を分け、配信サービスなどでの任意の利用を目指す。聴き手に制作過程を知らせる試みだが、歌詞や作曲は現時点で対象外となっている。
TOPIC — GENERATIVE MUSIC — 3 ARTICLES
AIが曲を作る。だれが作者で、だれが稼ぐのか。
制作への関わり方を聴き手へ
ドイツの音楽業界団体BVMIが伝えたのは、生成AIの使用を曲ごとの記号で示す国際的な構想だ。「AIが生成した録音」と「人の制作をAIが支援した録音」を分け、配信サービスなどでの任意の利用を目指す。聴き手に制作過程を知らせる試みだが、歌詞や作曲は現時点で対象外となっている。
聴くだけではない参加の対価
Udioが準備する新アプリ「Starstruck」は、参加するアーティストの楽曲や声を使い、ファンがカバーやリミックスを生成する仕組みだ。生成のたびに権利者へ使用料を還元する一方、音源の外部への持ち出しは認めない。自由な曲作りより、許諾された作品との関わりを商品にする動きが見える。
聴こえる音に、制作過程の手がかり
IFPIなどの音楽団体が、録音物への生成AIの関与を曲単位で示す任意ラベルを発表した。全体や主要部分を生成した録音と、人間の表現を一部補助した録音を区別する仕組みだ。まだ作詞・作曲は対象外で、各配信サービスへの実装もこれから。それでも、完成した音に制作過程の情報を添える共通言語が形になりつつある。