生成AIは、学習したデータのパターンをもとに、新たな音声、画像、文章などを出力する技術の総称である。音楽の制作では、曲全体の生成から、歌声や楽器の音を作る用途まで、異なる工程に関わり得る。AIという言葉だけでは、どの部分に使ったのかは伝わらない。
今回のラベルが対象とするのは、録音物の表現に使われた生成AIである。歌詞や作曲での使用は現段階では対象外とされ、音楽制作のすべてを一つの表示で説明する仕組みではない。
日本語で「AI音楽」と呼ぶ際にも、楽曲の構想と録音された歌唱・演奏を分けて捉えると、対象範囲がわかりやすい。生成AIを使ったという情報と、その利用が権利上認められるか、誰に報酬が支払われるかという判断も、それぞれ別の論点である。