用語集/ビジネスと契約/企業統治

従業員所有信託

じゅうぎょういんしょゆうしんたくEmployee Ownership Trust

従業員が個別に株式を持つのではなく、従業員全体の利益のために信託が会社の支配権を保有する仕組み。英国では、事業の所有を従業員側へ移す方法として用いられる。

従業員全体の利益のために設けた信託が、会社の支配権支配権しはいけんControlling Interest会社の重要な意思決定を左右できる持分や権限を指す言葉。単に利益の一部を受け取ることとは異なり、誰が事業の方向性を決められるかを読む際の焦点となる。用語集で詳しくを保有する仕組み。各従業員へ直接株式を配る方式とは区別される。出典では、英国政府が企業の従業員所有を促すために考案した制度として説明されている。

音楽事業では、Kudos RecordsやKey Productionが採用した例として挙げられている。シャムバラの発表で重要なのは、日々の運営を担う人々を、所有の利益を受ける側にも位置づけようとしている点だ。ただし、所有の形だけで個々の従業員の権限や参加手続きまで決まるとは読み取れない。

日本から参照する場合は、従業員持株制度などと同じものとして扱わない注意が必要である。今回の出典は日本での利用条件を扱っておらず、制度の移植可能性や具体的な法務・税務上の効果までは示していない。

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