Know Your Customerの略で、顧客の身元や正当性を確かめる手続きを指す。今回の基準では、音源を配信する前に、十分な本人確認と不正チェックを行うことが掲げられている。
顧客が実在することと、その顧客が配信する音源の権利を持つことは同じではない。そのためSIIでは、KYCだけでなく、歌詞や楽曲情報の照合、音声認識技術などを使った権利確認も示されている。入口の確認は、複数の実務を組み合わせる設計だ。
日本の利用者に必要な書類や確認方法について、今回の記事は具体的に定めていない。また、本人確認と、他社への情報共有も別の手続きである。基準は情報共有に際して個人情報保護への適合を求めており、不正対策を理由に無制限の共有を認めるものではない。