ペイオラは、対価と引き換えに特定の楽曲などを優先的に宣伝し、その関係を適切に開示しない行為を指す。米国では、レーベルや代理人がラジオ局の選曲担当者に金品を渡して放送を促す形がよく知られている。
音楽配信では、第三者のプレイリストへの有料掲載や、使用料率と宣伝上の便益を結び付ける取り決めとの関係が論点になる。ただし、有料の宣伝がすべて直ちにペイオラや違法行為になるわけではなく、開示の有無や具体的な仕組みを区別する必要がある。
今回の記事が扱うのはテキサス州の調査と米国での議論である。ラジオに関する連邦法、配信サービスを対象とする州法上の検討、日本の制度は同一ではなく、言葉だけで違法性を判断することはできない。