作品の管理継承は、英語のstewardshipを、作品を守り受け継ぐ責任として捉えた表現である。所有者であることだけでなく、状態の確認、修復、展示、設備の維持などを継続して担うことに重心がある。
噴水のような作品では、彫刻部分が残っていても、水を循環させる条件が失われれば、経験できる内容が変わる。建築や周辺環境との関係をどこまで保ち、何を別の条件で再開するかも、管理継承の論点となる。
日本語の特定の法制度を指す用語ではなく、寄贈や移設の意味を整理するための概念である。今回の出典では長期的な管理の強化が説明されているが、資金や運用の詳細までは示されていない。責任を引き受ける方針と、その実施条件は分けて読む必要がある。