ブートレグは、許諾を得ずに製造・流通する録音物を指す言葉である。無許可で録音された公演や未発表音源を収めたものなど、使われる文脈には幅がある。
正規の商品を模倣し、その代わりとして流通させる偽造品とは意味が重なる場合もあるが、両者は常に同じではない。今回の出典は押収された盤をブートレグと表現するとともに、事件全体を偽造レコードの製造・販売として報じている。
日本語では「海賊盤」と近い意味で使われることもある。ただし、その呼び名だけでは、録音、複製、包装、販売のどこに無許諾の行為があったのかまでは分からない。具体的な事件では、確認された行為と権利関係を分けて読むことが重要になる。