データ主権は、データをどこに置き、誰がアクセスし、何の目的で利用できるかを誰が決めるのか、という管理と統制の考え方である。国や地域の法制度との関係で使われる場合もあれば、企業が外部サービスを利用する際の管理権限を指す場合もある。
音楽事業では、販売実績や宣伝への反応などが次の投資や契約の判断材料になる。共通のシステムに情報を集める利便性と、その情報を他社が利用できる範囲は、分けて考える必要がある。保存領域の分離だけで、すべての権限が説明されるわけではない。
本記事の出典では、利用者ごとにデータを分離するという事業者側の説明が示されている。日本で同種の仕組みを比較する場合も、分離の有無に加え、契約上の利用目的、アクセス、解約時のデータ返還などは別の確認事項となる。