歴史、文学、美術などの人文学と、データの整理・分析・可視化などのデジタル技術が交わる分野。既存の研究成果をオンラインで発表するだけでなく、それまで比較が難しかった資料を結びつけ、新たな問いを立てる方法にもなる。
研究のための道具は中立な容器とは限らない。どの分類で検索できるか、どの資料を並べられるかによって、利用者が気づきやすい関係も変わる。今回の事例では、文化機関自身がその設計に直接責任を持つ意義が語られた。
日本からこうした事業を見る場合も、便利な閲覧サイトという側面と、研究上の判断を組み込んだ仕組みという側面を分けて読むことができる。技術の新しさだけでなく、根拠となる情報や解釈の示し方が理解の手がかりになる。