文書、作品、写真などをデジタルデータとして保存・整理し、検索や閲覧に用いる仕組み。単に画像を並べるだけではなく、制作時期、材質、所蔵先などの情報を結びつけることで、資料を調べる基盤になる。
今回の事例では、異なる機関が所蔵する手稿を同じ環境で扱える点が重要だ。物理的な所在が分かれたままでも、かつて一体だった資料の関係を確認する入口をつくれる。ただし、データを結びつけることと、現物を移動・統合することは異なる。
日本から海外の資料を調べる際にも、閲覧できる画像と、その背景を説明する情報の両方が手がかりになる。オンラインで見られることが、自由な転載や再利用まで認められていることを意味するわけではなく、公開範囲と利用条件は分けて確かめる必要がある。