DIYは「Do It Yourself」の略で、音楽では録音、編集、発表、宣伝などを作り手自身が担う姿勢や実践を指す。すべてを一人で行うことや、専門家を使わないことだけを意味するわけではない。どの工程に自分で関わるかにも幅がある。
自宅の制作環境やオンラインでの発信は、作品が聴き手へ届くまでの距離を短くする場合がある。その過程そのものが、音楽の背景としてファンに共有されることもある。ただし、自宅制作であることと、権利や収益を本人が管理していることは別の問題だ。
日本語でも自主制作と近い意味で使われるが、制作体制と音の印象は区別したい。磨き上げていないように聞こえる音にも意図的な編集はあり、人気獲得後に協力者が増えても、出発点の姿勢が表現に残ることはある。