農業で、土地を一定期間耕作せずに休ませる考え方に由来する。フェスの文脈では、開催地の回復のために予定された休止年を意味する。需要不足や資金難による中止とは、休止を決める理由が異なる。
グラストンベリーの会場は現役の酪農場であり、観客や仮設設備が入る期間と、農業の時間が重なる。休耕年は、イベントの継続を土地の利用と切り離さずに考える仕組みである。ただし、予定外の開催中止をすべて休耕年と呼ぶわけではない。
日本のフェスを考える際も、同じ休止周期が適用できるとは限らない。会場が農地なのか、専用施設なのか、別の用途を持つ場所なのかによって条件は変わる。言葉だけで環境効果を判断せず、休止の目的と実際の回復状況を分けて読む必要がある。