粗利益は、一般に売上高から売上原価を差し引いて求める利益で、売上総利益とも呼ばれる。商品や作品の販売によって、直接の原価を差し引いた後にどれだけの利益が残ったかを示す。売上高そのものでも、事業全体の最終的な損益でもない。
粗利益が減った場合、販売額の減少、原価の上昇、販売する商品の構成変化など、複数の要因が考えられる。数値だけでは原因を特定できず、そこからさらに人件費や賃料などを負担できるかどうかも、別に確認する必要がある。
日本の会計資料でも使われる基本的な指標だが、海外ギャラリーの記事では、作品の仕入れや委託販売の扱いなど、集計の前提が十分に示されない場合がある。今回の減少率を売上の減少率や市場全体の縮小率と言い換えることはできない。