用語集/権利と法律/IP

利用の推定

りようのすいていPresumption of use

一定の手掛かりがある場合に作品が利用されたと推定し、相手側に反証を求める仕組み。今回の声明では、AI学習への利用を創作者が証明する負担を軽くするために提案されている。

ある事実を直接証明することが難しいとき、一定の条件を満たせばその事実があるものとして扱い、相手側に反証の機会を与える仕組み。今回の声明では、重大な手掛かりがあれば、AI提供者側が作品を利用していないことを示すという考え方を指す。

背景にあるのは、創作者が学習データ学習データがくしゅうデータTraining DataAIがパターンや特徴を学ぶために使うデータ。音楽では楽曲や音声などが対象になり得るが、個別サービスの収集内容や利用条件は、開示資料などによる確認が必要となる。用語集で詳しくへアクセスできず、自分の作品の利用を確かめにくいという情報の偏りだ。利用の是非を判断する以前に、争点を検証できる状態へ近づけることが狙いとなる。

ただし、推定は侵害の自動認定や、対価の自動支払いと同じではない。適用条件や反証方法によって意味は変わる。日本の制度と比較する場合も、言葉の似通いだけで判断せず、条文と対象行為を確かめる必要がある。今回の発表だけでは、その詳細は分からない。

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