プロジェクトスペースは、展覧会や制作、共同作業など、個々の企画を軸に活動する場所を指す。完成品の発表だけでなく、制作途中の試みや、空間の条件を使った実験を受け止めることがある。作家自身が運営する場合もあれば、企画者や複数人の集まりが担う場合もある。
商業ギャラリーや美術館との境界は一律ではない。作品販売の有無、法人格、助成や寄付への依存度は場所によって異なる。「プロジェクトスペース」という呼称だけでは、資金構造や作家への報酬の有無までは分からない。
日本の活動拠点をこの言葉で捉える場合も、名称より実際の運営を見る必要がある。誰が場所を維持し、制作費や会場費を負担し、どの程度の実験を受け止めているか。それらの条件によって、同じ小規模空間でも作家にとっての意味は変わる。