権利者収入とは、音源や楽曲の利用によって、その権利を持つ側に入る収入を指す。音楽市場の統計では、消費者の支払いを基準にした金額と、権利者側の受取額を基準にした金額が併存するため、数字を比較する際には集計範囲をそろえる必要がある。
権利者は必ずしもアーティスト本人だけではない。権利の保有や契約の形によって、収入を受け取る主体と、その後の分配は異なる。このため、権利者収入の増加を、そのまま全アーティストの手取りの増加と言い換えることはできない。
今回の記事も、音楽市場全体の小売収入と、有料配信の権利者収入を別の指標として示している。日本の市場統計や個別の契約と比較する場合にも、対象が音源なのか楽曲なのか、誰の段階の収入なのかを分けて読むことが重要になる。