収益倍率は、取引価格を基準となる収益で割った比率である。音楽カタログカタログMusic catalogアーティストなどが持つ楽曲群や、それに関わる権利のまとまり。投資の文脈では、作品の知名度だけでなく、将来どれだけ収入を生むかという観点から取引される。用語集で詳しくの取引では、過去の収益に対してどれだけの価格を支払うのかを比較するために用いられる。ただし、何を収益に含め、どの期間を基準にするかによって意味が変わる。
倍率が高い取引には、収入が長く続く、あるいは増えるという期待が織り込まれている可能性がある。その期待どおりにならなければ、取得価格を支える前提も変わる。逆に、倍率だけを見て取引の良し悪しを断定することもできない。
今回の出典は20倍以上という水準に言及するが、計算条件の詳細は示していない。日本から海外の取引額を読む場合も、収益と利益を同じものとして扱わず、価格に何が含まれるのかを分けて理解するための用語である。