録音などの仕事に参加し、楽器の演奏などを担う音楽家を指す。今回の記事では、レーベルとAI企業の契約を直接結ぶ立場ではない一方、学習対象となる音源に自身の演奏が含まれている人々として登場する。
CMUは、アーティストや作詞作曲家の同意、収益分配収益分配しゅうえきぶんぱいRevenue sharingサービスなどで発生した収益の一部を、参加する制作者や権利者へ配分する仕組み。参加条件や対象となる収益によって、受け取れる範囲が異なる。用語集で詳しくについて議論がある一方、セッション・ミュージシャンへの協議や支払いはほとんど語られていないと指摘する。AFMの訴訟は、労働協約労働協約ろうどうきょうやくCollective bargaining agreement労働組合と使用者側が交渉して結ぶ、報酬や労働条件などに関する取り決め。今回の録音労働協約では、AI利用の料金が定められていない点が争われた。用語集で詳しくを根拠にその支払い義務を問うものだ。
職業名だけで、特定の権利や報酬請求が自動的に決まるわけではない。今回も協約の対象となる雇用と録音が前提である。日本から読む場合も、実際の参加条件や契約を確認せずに、米国で争われている義務を一般化することはできない。