収蔵庫は、美術館が作品を保管するための空間である。展示室に出ていない作品も保存の対象であり、材質や状態に応じた環境、整理、安全な取り扱いを支える設備が求められる。単なる空き部屋や一般的な倉庫とは役割が異なる。
コレクションが増えると、必要なのは作品を置く面積だけではない。作品の確認や移動、調査、展示への貸し出しなどを支える作業環境も関わる。そのため、大型の取得は保管設備や運用計画を考え直す契機になり得る。
日本から海外の拡張計画を読む際にも、展示室の増設と収蔵庫の整備は分けて捉えられる。マルバでは新たな収蔵庫の建設がすでに課題となっていた。ただし、今回の記事はその容量や設備仕様、完成時期を示しておらず、大型購入への対応力を具体的に評価する材料まではない。