美術館が作品を自館のコレクションに加えること。購入、寄贈など複数の経路があり、取得後の作品は保存や研究、展示の対象となる。ただし、収蔵と常設展示は同じではなく、収蔵された作品がいつでも公開されているとは限らない。
ギャラリーの仕事を考えるうえでは、個人への販売だけでなく、作品を美術館などの組織につなぐ働きを見るための言葉でもある。記事では、Superposition Galleryがフェアで発表したヘリナ・メタフェリアの作品を、フィラデルフィア美術館が取得した例が示されている。
日本語で海外の収蔵事例を読む際には、取得した組織、作品、取得経路を区別したい。美術館に加わった事実は確認できても、それだけで価格上昇や将来の評価が保証されるわけではない。本記事では、常設拠点のない活動も美術館との接点を生み得る具体例として扱っている。