当事者の所在地、問題となる行為、情報を保有する企業などが複数の国にまたがる訴訟を指す。本記事では、将来の訴訟を見据え、別の国で情報を求める前段階も含む文脈で使っている。
オンラインの投稿は国境を越えて読まれる一方、情報の取得や裁判は具体的な国の制度を通じて進む。そのため、どこにいる相手を、どこで訴えるのかという問題と、サービス運営者から情報を得る問題が重なることがある。本件では、オーストラリアの音楽家、米国企業、所在地が確認されていない投稿者という配置が報じられた。
日本から海外サービスに関する報道を読む場合も、企業の所在地と、予定される訴訟の場所を分けて捉える必要がある。ただし、今回の記事には日本の制度との比較はなく、国内で同じ結論になることを示すものではない。