文化分野のモビリティは、アーティストや専門職が拠点を離れ、別の地域で制作、上演、交流などを行うための移動を指す。作品そのものの流通と関係するが、人が移動するための条件に焦点を当てる言葉である。観光旅行や、移住だけを意味する用語ではない。
今回の公募では、非アーティストの専門職による代表団を、アフリカまたは欧州の組織や国際催事が受け入れる活動を支援する。両地域の専門職が参加し、少なくとも5つの国籍が含まれることが条件として示されている。
日本語では「移動支援」と説明できるが、助成の対象が個人なのか受け入れ組織なのかで仕組みは異なる。今回の記事は受け入れ側への支援を述べており、個々の参加者に渡航費が直接支払われる制度だと読み替えることはできない。