国際共同制作とは、異なる国を拠点とするアーティストや文化組織などが、一つの作品や企画の制作に共同で関わることを指す。完成した作品を海外で紹介するだけの場合とは異なり、制作の段階から複数の主体が参加する点に特徴がある。
共同制作では、資金、制作場所、人材、技術など、何を持ち寄るかが案件によって異なる。費用負担だけでなく、企画上の判断、成果物の権利、上演や利用の条件をどう分担するかも論点になる。協働という名称だけで、対等な関係が保証されるわけではない。
Connect & Createは、プログラム全体の支援領域として国際共同制作に言及している。ただし、今回紹介された二つの公募は作品の巡回と専門職の移動が中心である。日本から読む場合も、事業全体の目的と、個別の助成枠の対象を分けて理解するための用語となる。