建物や設備について、必要とされる修繕や更新を実施せず、後の時期に持ち越すことを指す。定期的な点検で状態を確かめながら更新時期を選ぶ計画的な管理とは、区別して考える必要がある。
ミュージアムでは、屋根や空調などが展示・収蔵の環境と来館者の利用を支えている。そのため、修繕の先送りは施設担当部署だけの課題ではなく、収蔵品の保護や公開の継続にもつながる。今回の記事では、限られた不安定な資金のもとで老朽化した建物を管理する状況が指摘されている。
日本の施設に当てはめる場合も、建物の古さだけで先送りの有無や危険度は判断できない。点検結果、実施済みの工事、今後の更新計画を分けて捉える必要がある。米国の調査値は、そのまま日本の実態を示すものではない。