人物の行動や出来事、その関係を描くことで物語を伝える視覚表現を指す。単一の技法や時代に限られる言葉ではなく、絵画、挿絵、漫画、映画など、異なる媒体を関連付ける枠組みとして使われる。
ルーカス美術館は「視覚による物語」を収集の軸に据え、十分な敬意を受けてこなかったとする表現も対象に含める。一方、どこまでを同じ枠に入れるのか、何が作品同士を結ぶのかは、展示や解説によって具体的に示される必要のある論点だ。
日本語では「物語芸術」などと訳せるが、確立した一つの流派名と受け取ると、媒体や歴史の違いが見えにくくなる。本記事では一般的な表現の分類と、美術館が掲げる独自の理念とを区別して読むことが重要になる。