物語を中心に組み立てられた音声表現を指す。会話そのものを楽しむ番組とは異なり、出来事の展開や登場人物、語りの構成が聴取体験の軸になる。音声ドラマ、物語性のあるドキュメンタリー、演出を施したオーディオブックなどが含まれ得る。
映像で場所や人物を示さないぶん、声や音の配置と、聴き手の想像力が重要になる。画面がないことは制作上の制約である一方、描く場所や出来事を視覚的に再現せずに済むという表現上の余地でもある。ただし、映像がないことだけで制作費が安いとは判断できない。
日本語では音声ドラマや朗読など個別の形式名で捉えられることもあるが、ここではそれらを横断する概念として用いる。特定の配信サービスや収益方式の名称ではなく、作品をどう構成するかを表す言葉である。