既存の録音から声、旋律、リズムなどの一部を取り出し、新しい楽曲に組み込む制作手法。切り刻む、反復する、速度を変えるなど、素材の扱い方によって元の録音との距離は変わる。単に昔の曲を再生することとは異なり、録音そのものを制作の材料にする点が特徴だ。
引用元を知った聴き手が過去の作品へ向かう入口にもなり得る。ただし、元のアーティストへの注目と、権利者への支払いは同じではない。録音と楽曲には別々の権利が関わり、許諾の要否や条件は利用する素材などによって異なる。
日本で制作・公開する場合も、海外の音源だから自由に使えるわけではない。今回の記事では関心の再燃が語られている一方、個別の許諾や収益分配の内容は明らかにされていない。