将来の開発や用途変更を待つ土地・建物を、その間だけ別の活動に使うこと。イベント会場などとして利用できるが、利用できる期間や設備の条件は場所ごとに異なる。「暫定」は利用の位置づけを表す言葉であり、建築物が仮設であることとは分けて考える必要がある。
ローリーの事例では、コンベンションセンターの拡張予定地が野外会場として使われた。出典は、当初から需要を検証するために設計された実験だった、と解釈することには慎重だ。長期の利用を通じて実績が生まれたことと、最初から実験を意図していたことは異なる。
日本の事例と比較する際にも、利用期間だけでは同じ仕組みと判断できない。土地の契約、設備への投資、終了後の移転先などを分けて確認することで、その場に蓄積した活動が継続できる条件を読み取りやすくなる。