一つの展覧会を、複数の美術館や展示施設で順に開催する形式。同じ作品群を共有していても、会場の構造、設備、展示できる面積などは異なるため、各地で構成や見せ方が変わる場合がある。巡回という名称だけで、すべての会場の内容が同一だとは判断できない。
作品の輸送、梱包、搬入口の寸法、組み立て方法なども重要な条件になる。完成作品を移動させるだけでなく、作家が制作段階から複数の会場を想定することもある。本記事では、ムケンディが二つの施設を意識して制作したと説明している。
日本語でも、美術展の案内で使われる用語である。ただし、開催予定と開催実績は区別が必要だ。この記事が扱う時点では、ベルリンからアントワープへの巡回は予定であり、その後の展示内容や観客の反応まで確認されたものではない。