ヤードサインは、住宅の庭先などに置き、道路や歩道から見えるようにする看板である。短い文言や図案によって、候補者への支持、地域活動への賛同、抗議の意思などを表す。個人の住まいに付随しながら、公に向けて働きかける媒体だ。
重要なのは、集会への参加や対面での発言とは異なる形で、立場を示せる点にある。同じ図案が複数の家に掲げられると、個々の意思表示が街路の風景として連続する。ただし、掲示数だけで地域全体の意見を判断することはできない。
日本語では庭先の看板などと説明できるが、米国の住宅地と日本の街並みでは、敷地と道路の関係が同じとは限らない。比較する際には、設置場所、所有者の許可、通行人からの見え方を分けて考える必要がある。