用語集/文化と表現

特殊奏法

とくしゅそうほうExtended techniques

楽器や声の標準的な使い方を広げ、通常とは異なる音色や響きを生む演奏方法。雑音成分や複数の音なども表現の素材として扱う。

特殊奏法は、楽器や声の一般的な奏法を拡張し、異なる音色や響きを取り出す方法の総称である。何を標準とするかは楽器や音楽文化によって異なるため、固定された一つの技術を指す言葉ではない。

記事に登場する重音奏法は、管楽器などで複数の音を同時に響かせる方法を指す。特殊奏法は効果音的な装飾に限らず、曲の素材や構造そのものを生み出す手段にもなる。Kouの作品紹介では、演奏方法の探究が音楽の展開と結びついている。

日本でも現代音楽や即興演奏の文脈で用いられる。ただし、この言葉だけで作品のジャンルや難解さが決まるわけではない。珍しい技術の有無より、その響きが作品の中でどのように働いているかを見るための用語である。

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