別の用途で使われていた物や、既存の材料を、新たな制作に取り込む際の呼び方。本記事では、再利用した自転車の車輪や、スタジオにあった再利用木材を指す。素材の来歴や形状が残るため、新品の材料を設計どおりに加工する場合とは異なる制約や可能性が生まれる。
美術作品では、素材が以前担っていた用途と、新たに与えられた役割との関係も読み取る対象になる。また、現場で何を調達できるかが、作家や制作チームの判断に直接関わる。完成品の外見だけでは捉えにくい、制作の環境を示す手がかりでもある。
日本語の「再利用」と、材料を原料段階に戻す「再資源化」は必ずしも同じではない。再利用素材が使われていても、加工や輸送まで含めた環境負荷が小さいとは限らない。この記事でも、環境面の成果を示す数値は提示されていない。