没入型映像は、観客が作品世界の中にいるように感じられる体験を目指す映像表現の呼び方である。大型画面、視野を広く覆う投影、空間に合わせた音響など、複数の方法があり、言葉自体が特定の技術仕様を保証するものではない。
通常の上映作品をそのまま大きく映す場合と、会場の形や設備に合わせて映像を再構成する場合では、制作工程も費用も異なる。専用作品は来場の動機になり得る一方、別の会場で同じように上映できるかは設備や契約に左右される。
日本でも関連する催しを比較する際は、名称だけでなく上映環境と作品のつくられ方を見る必要がある。今回の『オズの魔法使』はスフィア向けにリマスター・拡張された作品だが、記事は制作費や他会場への移植条件までは明らかにしていない。