レジデンシー公演は、アーティストが同じ会場で一定期間にわたり繰り返し出演する形式である。期間や開催頻度に統一された基準があるわけではなく、連日開催から日程を分けた継続開催まで、契約や企画によって形は異なる。
各都市へ機材や人員を移動させる巡回型のツアーと比べ、特定会場の舞台や映像、音響を前提に演出を設計しやすい。一方で、観客がその場所を訪れる必要があり、地域の集客力や旅行需要との関係が重要になる。
日本語では常設公演や長期公演と説明される場合もあるが、恒久的な開催を意味するとは限らない。今回の記事では音楽公演と映像上映の双方が増収に寄与しており、両者を同じ種類の興行として扱わないことが読み解く際のポイントとなる。