購入したチケットを別の人へ売る際に、販売価格の上限を設ける仕組み。額面を基準に、どこまで上乗せを認めるかなどを定める。法律による規制と、販売サービスが利用規約やシステムで設ける制限は、区別して考える必要がある。
本記事でキッド・ロックが支持したのは、額面の10%増までを認める案だ。一方、チケットマスターの英国サービスについては、額面と事務手数料を合わせた価格までという別の運用が紹介されている。手数料の扱いも、制度を比較する際の重要な点になる。
この上限は、一次販売一次販売いちじはんばいPrimary ticketingイベントの主催者や、その委託を受けた販売会社が、購入者にチケットを最初に販売する段階。購入後の再販売を扱う二次流通とは区別される。用語集で詳しく価格を直接引き下げるものではない。また、上限への支持表明だけでは、実際の取引への適用や効果は確認できない。日本から海外事例を読む場合も、規制の対象、適用範囲、企業独自の運用を分けて捉える必要がある。