観客の位置から舞台や出演者を見るときの視線、またはその通り方を指す。舞台がどれだけ近いかとは別に、前方の観客、柱、機材などで視界が遮られないかが関係する。座席の配置や床の高低差なども、見え方を左右する要素になる。
会場の収容人数が同じでも、観客が得る体験は一様ではない。どの位置から何が見えるかを検討することは、客席設計の重要な論点だ。実際に公演を重ねた会場では、混雑時の見え方など、図面だけでは捉えにくい状況が運営経験として蓄積される可能性がある。
今回の記事では、後継施設で改善を予定する項目の一つとして挙げられている。ただし、具体的な設計や評価方法までは示されていない。日本語では「見切れ」など関連する表現もあるが、サイトラインは特定の席種ではなく、観覧位置からの視線を広く扱う言葉である。