用語集/ビジネスと契約

ガバナンス

Museum governance

美術館の方針を誰が決め、運営を誰が監督し、その判断について誰が責任を負うかという仕組み。経営だけでなく、展示の独立性や説明責任にも関わる。

美術館のガバナンスとは、方針の決定、運営の監督、責任の所在を定める仕組みをいう。理事会、館長、設置者、資金提供者、専門職などの権限と関係が、その美術館の活動条件を形づくる。日々の業務運営だけを意味する言葉ではない。

展示をめぐる判断では、資金や運営の論理と、調査研究・表現の独立性が交差する。本記事は運営をめぐる混乱を背景に挙げるが、個別事案の詳細な原因分析や制度比較までは行っていない。そのため、特定の運営方式が問題を解決すると読むことはできない。

日本の施設について考える場合も、まず設置主体や運営形態ごとの権限を区別する必要がある。観客の意見を聞くこと、展示内容を決定すること、決定に責任を負うことは、それぞれ異なる役割である。

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